おっぱいにトラブルがないなら基本は母乳で、使ってみて楽そうだったらミルクと混合で…
上の子を出産する時は、単純にそう考えていました。
しかし、下の子を出産後の入院中に、初めて『搾乳』を体験。
結構便利かも!?と思い、退院後1~2か月は搾乳を実践した経緯をまとめました。
Contents
おっぱいにトラブルがなくても、搾乳って意外と楽かも
下の子出産時、3日目にアレがやってきました。そう、アレ。
おっぱい開通の激痛!!
ほんっっとに痛いですよね、あれ。
2人目でも関係なく激痛でした。
なぜ激痛かというと、
- 母乳の生産が始まるが、乳首からうまく出せない
- 赤ちゃんが乳首をうまく咥えられず、母乳を吸い出せない
- 赤ちゃんが母乳を吸い続ける体力がなく、すぐ寝てしまう
という理由から、おっぱいが母乳で張りまくって張りまくって…
陣痛よりキツい!!(と個人的には思っています)
なので、2人目出産後は、それなりの覚悟をしていました。
(上の子の時はおっぱいが張りすぎて発熱したので…)
助産師さんから提案された「搾乳」
2人目出産時に、おっぱいが張りすぎて辛かったとき、
助産師さんから提案されたのは「搾乳」でした。
上の子の産院では、張りすぎたおっぱいを「絞っちゃダメ」と言われ、とにかく吸わせて解消するか、我慢するしかなかった痛み。
だから搾乳の提案は驚いたし、ありがたかったです。
搾乳って実は楽かも?搾乳のメリット・デメリット
入院中は、手で搾乳しました。方法は、以下の通り。
- 手を洗い、哺乳瓶を乳首の下にスタンバイ
- 片手でおっぱいの外側から圧迫
- 出てきた母乳を哺乳瓶で受け止める
これだけ。やって見たら、意外と簡単でした。
慣れてくると、どの辺りを圧迫すると搾りやすいのか、コツが掴めてきます。
初乳は量が少ないので、手で搾っても20mm程度。それでも、入院中に赤ちゃんが飲むには十分な量です。
搾乳の注意点は、乳輪周辺を圧迫しないこと。
体が「赤ちゃんが吸った」と勘違いして、さらに母乳を生産し、張りが強くなってしまいます。
余計に張りが辛くなってしまうので、ご注意ください。
搾乳のメリット
赤ちゃんが飲める量と、母乳の生産が合わない時、おっぱいトラブルが発生しやすくなります。
この時期に多いのは、乳腺炎や乳首が切れて痛い、といった症状です。
搾乳することでおっぱいの詰まりを解消したり、乳首をケアすることができます。
搾乳のデメリット
衛生面が気になります。
手での搾乳はもちろん、搾乳器の消毒にも気をつけなければいけません。
搾乳してすぐに飲ませたり、冷凍できれば安心ですが、解凍方法や保存方法など、粉ミルクよりも
注意しなければならない点があります。
搾乳した母乳の保存期間や飲ませ方は?
助産師さんに確認したところ、以下でした。
保存期間:常温で4時間、冷蔵で24時間
飲ませ方:常温はそのままでも可能。冷蔵した場合は、人肌に温めてから
※産院や助産師さんによって見解が異なる場合があります。また、赤ちゃんの状態によっては推奨されない場合があります。実践される際は、担当医師や助産師さんにご相談ください。
搾乳した母乳の活用方法
搾乳した母乳も、余すことなく活用したいですよね。
私は、次のように活用しました。
入院中
- おっぱいが張って痛い&赤ちゃんが寝ている時に搾乳
- 赤ちゃんが起きたら、授乳の練習
- まだ上手く飲めないので、搾乳した母乳を哺乳瓶で飲ませる
- ミルクを足す
退院後
- おっぱいが張って痛い&赤ちゃんが寝ている時に搾乳
- 赤ちゃんが起きたら授乳 もしくは、授乳の間隔が短くて辛い時に搾乳した母乳を飲ませる
- ミルクを足す
来客時やお世話を任せる時
来客時に授乳はしづらいものです。
授乳のタイミングが合わないと予想される時は、前もって搾乳しておけば便利です。
完全母乳でミルクを飲まない赤ちゃんのお世話を、旦那さんや家族にお願いするときにも
搾乳してあると安心です。
搾乳器は必要?
手で搾ることは可能です。
しかし、赤ちゃんが上手におっぱいを飲める頃になると、手では一定量しか搾れなくなりました。
(私は50mlが限界でした)
おっぱいトラブルがある、完全母乳にしたい、などの場合には搾乳器があると便利でしょう。
おすすめの搾乳器は?すでに哺乳瓶を購入済みなら同じメーカーか、カネソンがおすすめ!
手動式、電動式と各メーカーから多数の搾乳器が販売されています。
搾乳器の販売傾向として、搾乳した母乳を、そのまま哺乳瓶に保存する流れが強いです。
すでに哺乳瓶を購入済みなら、同一メーカーの搾乳器にすると便利でしょう
(搾乳器に対応している哺乳瓶か確認してくださいね!)
もし、哺乳瓶が同一メーカーの搾乳器に対応していない、もしくは搾乳器がない場合は、カネソンがおすすめです。
私は入院中にカネソンを使用しました。
![]() | 価格:2,999円 |

カネソンの搾乳器は、搾乳した母乳をそのままボトルにためる仕組みです。
そのため、哺乳瓶のメーカーを選ばず、すでに購入済みでも問題なく使えると思いますよ。
パーツも多くなく、扱いも簡単。
手動ですが、ものの数分で搾乳できました。何より、他のメーカーよりも安価なので、
気軽に始められるのも良い点です。
頻繁に搾乳する方は、手動タイプだと大変かもしれないので、電動式も検討してみると良いかもしれません。
購入するか迷うなら、レンタルしてみるのもおすすめです。
まとめ
母乳とミルクの良いとこどり、ハイブリット授乳(と勝手に呼んでいる)、「搾乳」は、
完全母乳で育てたい方でも、粉ミルクの良いところを取り入れられるのでおすすめです。