妊娠かも?と思ったら、まずは産院を選び、妊娠の検査をしてもらう必要があります。
ここでは、産婦人科や産院の選び方、私が実際に出産した産院による違いの比較などをご紹介します。
Contents
産院の選び方のポイントは?
産院の選び方のポイントは、次の通りです。
- 里帰り出産するか、しないか
- どんな出産をしたいか(無痛分娩、水中出産、普通分娩、助産院)
- 妊婦健診時の通いやすさ
- 設備、スタッフ
- 産院の方針
【産院の選び方のポイント その1】里帰り出産するか、しないか
実家が近い、という方はスルーするポイントです。
里帰り出産の場合、
- 妊婦健診を受ける産院が、里帰り出産に対応しているか
- 実家付近に分娩可能な産院があるか、分娩予約ができるか
がポイントになってきます。
中には、分娩までが前提で、里帰り出産をする場合は妊婦健診を受け入れない方針の産院もあるので、事前に確認が必要です。
また、実家付近の産院が分娩予約が可能か、いつまでに予約するかを合わせて確認しましょう。
【産院の選び方のポイント その2】どのように分娩したいか(無痛分娩、水中出産、普通分娩、助産院)
私は、姉に言われるまで普通分娩以外の方法を考えたことがありませんでした。
妊娠の本を購入して読んでみると、無痛分娩や水中出産、なんとフリースタイル(分娩台に乗らない)分娩まで様々です。
産院も、病院ではなく助産院という方法もあります。
無痛分娩や水中出産は、設備やスタッフが整ったところでないとできないので、希望にあった分娩が可能な産院を探しましょう。
【産院の選び方のポイント その3】妊婦健診時の通いやすさ
職場の近くや自宅、実家付近や、駅から近いなど交通の便は結構重要なポイトです。
私は自宅から徒歩圏内(15分ほど)に産婦人科がありましたが、妊娠後期に徒歩や自転車で行くのが心配で、
1駅離れた総合病院の産婦人科を選びました。
最寄駅から送迎バスが出ていたのもポイントでした。
しかし、里帰り出産をした上の子の時は、産院が最寄駅から徒歩20分ほど離れていて、バスも通っていないところだったので、出産直前(しかも夏)は一苦労でした。結局、10か月に入ってからは、駅からタクシーで通院していました。
【産院の選び方のポイント その4】設備、スタッフ
産院内の設備はもちろんですが、部屋の環境(個室か相部屋か)、助産師が多く在籍している、などもポイントになってきます。
産院のホームページや口コミサイトを見て、スタッフの雰囲気や病室の設備、入院中の食事(私的に結構重要でした笑)、分娩費用なども確認しておきましょう。
【産院の選び方のポイント その5】結構重要!産院の方針
上の子の里帰り出産の産院(Aクリニックとします)と、下の子の産院(B産院とします)で、産院を選ぶときに結構重要だなと感じたのは「産院の方針」でした。
Aクリニックでは、次のような方針でした。
- 母子同室
- 母乳育児推奨(かなり強め)
- お母さんの回復も重要視
- ベテラン産科医とおばちゃん助産師のおおらかな雰囲気
対して、B産院では、次のような方針でした。
- 母子同室
- 母乳育児推奨
- 設備重視
- 助産師による分娩がメイン
- お母さんよりも赤ちゃん重視
文章にすると似たり寄ったりですが、
Aクリニックの「お母さんの回復も重要視」とB産院の「お母さんよりも赤ちゃん重視」は大きな差を感じました。
Aクリニックは、母乳育児推奨でしたが、夜の就寝前にミルクを多めに飲ませ、赤ちゃんがこまめに泣かないよう対策し、
お母さんも寝る時間をしっかりと確保できるように指導していました。
赤ちゃんの個性にもよりますが、多めにミルクを飲ませることで、だいたい3~5時間程度授乳間隔があくので、
出産直後でもわりとよく眠れました。
対してB産院は、『3時間以内に次の授乳もしくはミルクを飲ませる』という方針で、
赤ちゃんの低血糖防止にかなり力を入れていました。(3時間過ぎて飲ませていないと、助産師さんからきつめに注意される。。)
そのため、赤ちゃんが寝ていても授乳やミルクを飲ませるため、3時間以上は絶対に眠れない入院生活。
入院中の他のお母さん方にも話を聞くと、眠れて1~2時間程度とのことで、私を含め皆ぐったりしていました。
また、同じ母乳育児推奨でも、
Aクリニックでは母乳の開通をよくするために、助産師さんが時間を見つけてマッサージ(激痛)をしてくれたり、
専用のレーザーを当てて(これまた激痛)、退院までにある程度母乳が出るようにしてくれました。
しかし激痛に耐えられず、助産師さんに「張りすぎて痛いので、ちょっと絞ってもいいですか?」と聞いたところ、「ダメです」と言われ、ベッドで悶絶していたりしました。(熱も出た)
B産院では、助産師さんがこまめにおっぱいを観察し、授乳前のマッサージを手伝ってくれたり、張り過ぎて痛かった時は搾乳して飲ませる方法などをアドバイスしてくれました。(搾乳器も貸してくれました)
同じ『母子同室』『母乳育児推奨』でも、産院によって、産後ケアの仕方が
かなり変わってくることをおわかりいただけたでしょうか。
ここで重要なのは、どのような方針が良いか悪いかではなく、
『自分の考えや不安に思うことへの対応や育児方針が、産院の方針に合っているか』だと思います。
余談ですが、知り合いが出産した産院は、日中は母子同室、夜間のみ母子別室という方針でした。
入院中の夜間、一度も同じ部屋で過ごすことがなかったため、夜中に数時間おきに泣く赤ちゃんに驚いた、という話を聞いたことがあります。
母子同室でも、ずっと一緒or時々離れる、日中のみなど色々な方法があるようなので、事前に知っておけると安心ですね。
産院の情報収集をしよう
産院を決める前に、できるだけ多くの情報収集をしましょう。
方法は色々あります。
- ホームページを見る
- 口コミサイトを見る
- 病院主催の見学会、説明会などに参加する
赤ちゃんとお母さんの最初の一歩を踏み出す産院です。
「ここだ!」と思える産院を見つけて、安心して出産できるように、しっかりと情報収集をしてみてください。